航空書籍・航空図

「よくわかる高層気象の知識」
福地章著:成山堂
販売価格(税別):2,400

気象現象は、地上から圏界面までの対流圏における大気の運動であれば、大気の動きを立体的にとらえる必要があります。
したがって、地上の気象現象を知るには高層気象が重要であることがわかります。 近年、高層の観測が進んだこともあり、
天気予報の精度が格段と高まりました。高層気象は、気象を勉強する者にとって欠かせない、そして気象予報士試験や
海技試験においても、その重要性ゆえに、必ず取り上げられる分野になっています。

本書では、第1編を「高層気象」とし、問答形式で分かりやすく解説しているので、これで基礎固めをし、
読み進めるうちに土台が身につきます。そして、第2編は「JMH図の知識」として、現在放送されているいろいろな種類の
気象図を使って解説し、第1編で学んだことを踏まえて、実践形式での実力を高めて行くことをねらいとしています。
海技試験、気象予報士試験受験者はもとより、気象情報をよく利用する人にとって、高層気象を知るための格好の
参考書となるでしょう。なお、JMH図とは、各種の気象・海象図のことで、JMHスケジュール(気象庁船舶向け気象無線模写通報)に
よって送られてくるので気象庁のホームページから検索できます。
【はしがき】より
 本書はJMHスケジュール(気象無線模写通報)によって送られる気象・海象図を元にそれらの図の解説法を述べ、
それらについて解説して理解の一助としている。放送図はインターネットで検索できる。

 JMH図の特徴は高層気象に関する図が豊富であり、地上気象の解析に重要な役割をなすことから、
気象予報士は言うに及ばず、海技試験でも最近は高層気象に関する出題が多くなってきた。そこで、本書では、
高層気象の基礎知識を身につけるために基礎編として、問答形式の第1編「高層気象」とした。類似問題などで、
重複している場合もあるが、繰り返し学習することによって実力の向上を目指している。

 第2編はJMHスケジュールによる各種放送図の解説をした「JMH図の知識」としてまとめた。第1編で学んだことが、
ここで生かされるだろうし、天気図の見方も面倒でなくなれば、多くの気象図を利用することができるので、
船舶の安全運航はもとより、それぞれの分野で役立つはずである。

 今まで改訂ごとに、現状に満足することなく少しずつ手を加えてきた。今回十訂版では、初版以来20年以上経過したもので、
もう一度全体を見直した。そして不足していると思われる個所をいくつか加筆して内容の充実につとめた。

 これに伴い、本書の書名を「高層気象とFAX図の知識」から「よくわかる高層気象の知識ーJMH図から読み解くー」と
改題し、気分を一新して再出発をすることにした。

 今後とも、変わらないご支援をお願いするしだいです。 なお、執筆に際して、本書の出版に深い理解を寄せていただいた
成山堂書店の方々に対し、また参考にさせて頂いた多くの文献、書籍の執筆者に対しこの場を借りて謝意を表します。

平成24年4月
福地 章

【目 次】
【目次】
第1編 高層気象
第1章 大気の大循環
 1 対流圏と気象現象の関係
 2 上昇する空気塊の断熱冷却
 3 気温減率
 4 大気の安定度
 5 フェーン現象
 6 大気の大循環(1)
 7 大気の大循環(2)
 8 大気の大循環(3)
 9 熱帯海域の天気
 10 偏東風波動
 11 貿易風逆転
 12 寒冷高気圧と温暖高気圧(1)
 13 寒冷高気圧と温暖高気圧(2)
 14 上層の気圧の谷と峰
 15 偏西風波動
 16 長波と短波
 17 長波の谷と冬の気候
 18 長波(プラネタリ波)
 19 低気圧家族と偏西風波動
 20 プラネタリ波(惑星波)と気圧の谷
 21 切離高気圧・切離低気圧
 22 ブロッキング現象(1)
 23 ブロッキング現象(2)
 24 ブロッキング高気圧
 25 寒冷渦
 26 寒冷低気圧
 27 上層の寒気
 28 ジェット気流(1)
 29 ジェット気流(2)
 30 ジェット気流(3)
第2章 高層天気図
 1 高層天気図の重要性
 2 上層気象観測
 3 等圧面天気図
 4 等高線(1)
 5 等高線(2)
 6 高層天気図の記入形式
 7 等高線と等圧線
 8 風と等高線
 9 高層天気図の実践と破線
 10 等圧面天気図(1)
 11 等圧面天気図(2)
 12 等圧面天気図(3)
 13 500hPa等圧面天気図(1)
 14 500hPa等圧面天気図(2)
 15 500hPa等圧面天気図(3)
第3章 高層天気図と天気予報
 1 気圧の谷と天気
 2 高層天気図と地上天気図(1)
 3 高層天気図と地上天気図(2)
 4 上層の気圧の谷・峰と地上の高・低気圧
 5 低気圧の発生・発達
 6 ジェット気流と前線
 7 ジェット気流と低気圧
 8 高層天気図と低気圧
 9 低気圧の移動・発達
 10 上層の気圧の谷と低気圧の発生・発達
 11 等高線と等温線の谷
 12 上層の気圧の谷と台風の進路
 13 高層天気図と台風の進路
 14 台風の移動
 15 船体着氷
 16 層厚天気図
 17 渦度分布・鉛直流分布図
 18 渦管
第2編 JMH図の知識
第1章 FAX図の知識
 1-1 世界の主なFAX放送センター
 1-2 模写通報の冒頭附について
  1-2-1 TT(内容・種類)について
  1-2-2 AA(地域)について
  1-2-3 ii(資料の区別)について
 1-3 JMH放送図
  1-3-1 JMH放送図
  1-3-2 放送とスケジュールと電波
第2章 地上天気図
 2-1 地上解析図(ASAS、第2・2図)
 2-2 台風予報図(WTAS07、第2・3図)
 2-3 海上悪天24時間予想天気図(FSAS24、第2・4図)
 2-4 地上気圧・降水量・風、24時間予想図(FSFE02、第2・5図)
第3章 雲写真と雲画像図
  3-1 静止気象衛星雲写真(GMS Picture、第3・1図)
  3-2 差分画像(第3・3図)
第4章 高層天気図
 4-1 高層天気図
 4-2 850hPa等圧面解析図(AUAS85、第4・1図)、700hPa等圧面解析図(AUAS70)
 4-3 500hPa等圧面解析図(AUAS50、第4・2図)
 4-4 300hPa等圧面解析図(AUAS30 第4・3図)
 4-5 850hPa流線24時間予想図(FUXT852、第4・4図)
 4-6 500hPa温度、700hPa(T-Td)の24時間予想図(FXFE572、第4・5図)
 4-7 850hPa気温・風、700hPa上昇流解析図(AXFE78、第4・6図)
     850hPa風・相当温位予想図(FXJP854、第4・7図)
 4-8 500hPa高度・渦度解析図(AUFE50、第4・8図)
 4-9 500hPa高度・渦度、24時間予想図(FUFE502、第4・9図)
 4-10 旬平均500hPa高度・偏差予想図(FEAS、第4・10図)
第5章 北半球天気図
 5-1 北半球天気図
 5-2 北半球月平均地上気圧図(CSXN1、第5・1図)
 5-3 北半球月平均地上気圧偏差図(CSXN2、第5・2図)
 5-4 北半球500hPa高度・気温解析図(AUXN50、第5・3図)
 5-5 北半球5日平均500hPa高度図(CUXN、第5・4図)
     同偏差図(CUXN1、第5・5図)
 5-6 北半球月平均500hPa高度図(CUXN2、第5・6図)
     同偏差図(CUXN3、第5・7図)
 5-7 北半球500hPa超長波・長波合成、空間平均偏差図(AXXN、第5・8図)
 5-8 北半球半旬平均100hPa高度図(CUXN5、第5・9図)
第6章 海況図
 6-1 外洋波浪解析図(AWPN、第6・1図)
 6-2 外洋波浪24時間予想図(FWPN、第6・3図)
 6-3 外洋波浪12・24・48・72時間予想図(FWPN07、第6・5図)
 6-4 沿岸波浪図(AWJP、第6・6図)
 6-5 北西太平洋海流・表層水温図(SOPQ、第6・7図)
 6-6 海氷図(STPN、第6・8図)、海氷48・168時間予想図(FIOH04、16、第6・9図)
 6-7 北西太平洋海面水温図(旬平均)(COPQ1、第6・10図)
     同偏差図(COPQ2、第6・11図)
 6-8 太平洋海面水温図(旬平均)、同偏差図(COPA第6・12図(1)、(2))
第7章 JJC放送図と解説
 7-1 天気図(第7・1図)
 7-2 北太平洋波浪概況図(第7・2図)
 7-3 海流推測図(第7・3図)
 7-4 北太平洋海況図(第7・4図(1)、(2))
 7-5 第2編に関連した問題
(気象図書)



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